伊東温泉の見どころ完全ガイド|観光・グルメ・温泉を満喫
「伊東温泉って有名だけど、実際どんな見どころがあるの?」「せっかく行くなら効率よく回りたい」——そんな疑問をお持ちではありませんか。伊東温泉は静岡県の伊豆半島東部に位置し、年間約600万人が訪れる人気の温泉地です。豊富な湯量、海と山が織りなす絶景、新鮮な海の幸と、魅力が盛りだくさん。本記事では伊東温泉の見どころを定番から穴場まで余すところなくご紹介します。伊豆旅行の計画にぜひお役立てください。
伊東温泉とは?歴史と基本情報を押さえよう
伊東温泉の歴史は平安時代にさかのぼる
伊東温泉の歴史は古く、開湯は平安時代ともいわれています。鎌倉時代には源頼朝が伊東を訪れたという記録も残っており、古くから湯治場として親しまれてきました。江戸時代になると徳川将軍家への「御汲湯(おくみゆ)」——つまり温泉の献上——が行われたことでも知られています。こうした歴史の重みが、伊東温泉の格式と風情を今に伝えているのです。
泉質と湯量は全国トップクラス
伊東温泉の泉質は主に「単純温泉」と「塩化物泉」です。肌にやさしく、刺激が少ないため、お子さまからお年寄りまで安心して入浴できます。毎分約34,000リットルという湧出量は、全国の温泉地でもトップクラス。温泉の源泉数は約780本にものぼります。「どこを掘っても温泉が出る」と地元で語られるほど、豊かな温泉資源に恵まれた土地なのです。
アクセスの良さも魅力
伊東温泉は東京駅からJR特急「踊り子」で約1時間40分。車の場合は東名高速道路から小田原厚木道路を経由して約2時間です。新幹線を利用する場合は、熱海駅でJR伊東線に乗り換えれば約25分で到着します。首都圏からの日帰りも可能なアクセスの良さは、大きな魅力といえるでしょう。
伊東温泉の定番観光スポット|外せない見どころ7選
伊東温泉を訪れたら、まず押さえておきたい定番の見どころをご紹介します。
1. 大室山(おおむろやま)
伊東温泉エリアを代表する絶景スポットが大室山です。標高580メートルのお椀型をした火山で、山頂まではリフトで約6分。360度の大パノラマが広がり、晴れた日には富士山・相模湾・伊豆七島を一望できます。山頂の噴火口跡を一周する「お鉢巡り」は約1キロメートル、所要時間は約20〜30分です。春には山焼きが行われ、新緑の季節には鮮やかな緑のじゅうたんが山肌を覆います。四季折々の表情を楽しめるのが大室山の魅力です。
ポイント:リフトの営業時間は季節により異なります。朝一番に訪れると比較的空いていておすすめです。
2. 城ヶ崎海岸(じょうがさきかいがん)
大室山の噴火によって流れ出た溶岩が海に流れ込み、長い年月をかけて波に侵食されてできたのが城ヶ崎海岸です。約4,000年前に形成されたダイナミックな断崖絶壁が約9キロメートルにわたって続きます。中でも有名なのが「門脇つり橋」。長さ48メートル、高さ23メートルのつり橋から見下ろす海は迫力満点です。
遊歩道「ピクニカルコース」や「自然研究路」を散策すれば、奇岩や柱状節理(溶岩が冷えて固まる際にできる柱状の岩の模様)といった地質の造形美を間近で観察できます。ジオパーク好きの方には特におすすめです。
3. 伊東マリンタウン
道の駅「伊東マリンタウン」は、お土産選びや食事に便利な複合施設です。約30店舗のショップが並び、伊東の名産品である干物やわさび加工品、地元スイーツなどが揃っています。施設内には日帰り温泉「シーサイドスパ」もあり、相模湾を眺めながら入浴できます。
遊覧船「はるひら丸イルカ号」に乗れば、約45分のクルーズで海上からの景色を楽しめます。お子さま連れのファミリーにも人気のスポットです。
4. 東海館(とうかいかん)
昭和3年(1928年)に建てられた木造3階建ての旅館を保存・公開している文化施設です。望楼(屋上の展望台)からの松川沿いの眺めは風情たっぷり。館内では昭和初期の匠の技による欄間や格天井(ごうてんじょう)を鑑賞できます。土日祝日には日帰り入浴も可能で、レトロな雰囲気の中で温泉を楽しめます。建築好き、歴史好きの方はぜひ足を運んでみてください。
5. 松川遊歩道と松川沿いの街並み
伊東市の中心を流れる松川沿いには、約1キロメートルの遊歩道が整備されています。川沿いには柳の木が並び、石畳の道を散策するだけで温泉街の情緒を満喫できます。毎年6月にはホタルが見られることもあり、初夏の夜の散歩は格別です。
松川の両岸には「彫刻ギャラリー」として、さまざまなアート作品が展示されています。温泉街の散策とアート鑑賞を同時に楽しめるのは、伊東ならではの贅沢です。
6. 伊豆シャボテン動物公園
約1,500種類のサボテンと多肉植物、約140種類の動物たちが暮らすテーマパークです。カピバラが温泉に浸かる「元祖カピバラの露天風呂」は、冬の風物詩として全国的に有名。毎年11月下旬から翌年4月上旬まで開催されており、のんびりと湯に浸かるカピバラの姿に癒されます。
園内ではリスザルやクジャクなどが放し飼いにされており、動物との距離がとても近いのが特徴です。大人も子どもも楽しめる伊東屈指の人気スポットです。
7. 伊豆ぐらんぱる公園
伊豆シャボテン動物公園からほど近い場所にあるレジャー施設です。広大な敷地内にはアスレチック、ジップライン、ゴーカートなどのアクティビティが充実。冬季には関東最大級のイルミネーション「グランイルミ」が開催され、約600万球のLEDが園内を幻想的に彩ります。アクティブに楽しみたいご家族やカップルにぴったりのスポットです。
伊東温泉の穴場スポット|通だけが知る見どころ
定番だけでなく、少しディープな見どころも押さえておくと旅の満足度がぐっと上がります。
一碧湖(いっぺきこ)
「伊豆の瞳」とも称される美しい湖です。周囲約4キロメートルの遊歩道が整備されており、一周の散策は約1時間。紅葉シーズンには湖面に映る赤や黄色の木々が息をのむほど美しく、写真愛好家にも人気です。ボート遊びやバス釣りも楽しめます。大室山や城ヶ崎海岸と比べると観光客が少なめなので、静かに自然を満喫したい方におすすめです。
伊東祐親(すけちか)まつりと按針祭
伊東は歴史的な人物ゆかりの地でもあります。平安末期の豪族・伊東祐親を偲ぶ「伊東祐親まつり」は毎年5月に開催。また、8月には徳川家康の外交顧問を務めたイギリス人ウィリアム・アダムス(三浦按針)を称える「按針祭」が行われます。按針祭のフィナーレには約10,000発の海上花火大会が開催され、夏の伊東を華やかに彩ります。
松月院(しょうげついん)と伊東の寺社巡り
松月院は伊東市内にある曹洞宗の寺院で、伊東祐親の墓所がある歴史ある場所です。境内は静寂に包まれ、歴史を感じながら心を落ち着かせることができます。ほかにも葛見神社(くずみじんじゃ)のご神木である大楠(推定樹齢1,000年以上、国の天然記念物)は、そのスケールに圧倒されるでしょう。パワースポット巡りが好きな方にはぜひ訪れていただきたいスポットです。
汐吹公園(しおふきこうえん)
城ヶ崎海岸の南側に位置する小さな公園です。波が打ち寄せるたびに岩の隙間から潮が吹き上がる「汐吹き岩」は自然の力強さを体感できます。観光客が比較的少なく、のんびりと海を眺めたい方にぴったりです。
伊東温泉のグルメ|見どころと一緒に楽しみたい美食
伊東温泉の楽しみは観光だけではありません。新鮮な海の幸をはじめとするグルメも大きな見どころです。
海鮮丼・刺身
伊東は相模湾に面しており、アジ、キンメダイ、イカ、サバなどの新鮮な魚介が水揚げされます。特に伊東港で朝に水揚げされたばかりの地魚を使った海鮮丼は絶品です。市内には漁港直結の食堂や寿司店が点在しており、リーズナブルな価格で新鮮な海の幸を堪能できます。
伊東名物「ちんちん揚げ」
「ちんちん揚げ」とは、魚のすり身にタマネギやニンジンなどの野菜を混ぜ込んで揚げた伊東のご当地グルメです。名前の由来は、油で揚げるときに「ちんちん」と音がすることからとも言われています。お土産としても人気で、自宅でおつまみとして楽しむ方も多いです。
うずわ定食
「うずわ」とはソウダガツオの地元名です。伊東で古くから親しまれてきた魚で、たたきや刺身、なめろうなどで食べるのが定番。鮮度が落ちやすいため産地でしか味わえない「幻のグルメ」ともいわれています。伊東を訪れたらぜひ一度は試していただきたい一品です。
スイーツ・カフェ
伊東には個性豊かなカフェやスイーツショップも増えています。地元の柑橘類を使ったジュースやジェラート、温泉まんじゅうなど、食べ歩きにぴったりのメニューが揃っています。松川遊歩道沿いのレトロなカフェで一休みするのも、伊東らしい楽しみ方です。
伊東温泉の楽しみ方|目的別おすすめモデルコース
伊東温泉は見どころが多いため、目的に合わせたプランニングが重要です。ここでは目的別のモデルコースをご提案します。
カップル・夫婦向け:絶景&グルメコース(日帰り)
- 午前:大室山リフトで山頂パノラマを満喫
- 昼食:伊豆高原エリアのカフェレストランで地魚ランチ
- 午後:城ヶ崎海岸の門脇つり橋を散策
- 夕方:伊東マリンタウンでお土産購入&日帰り温泉
所要時間は約6〜7時間。自然の絶景とグルメをバランスよく楽しめるコースです。
ファミリー向け:動物&アクティビティコース(1泊2日)
1日目
- 伊豆シャボテン動物公園でカピバラ温泉を見学
- 伊豆ぐらんぱる公園でアスレチック体験
- 温泉宿にチェックイン。ゆったり温泉を満喫
2日目
- 朝食後に一碧湖を散策
- 伊東マリンタウンで遊覧船クルーズ
- お土産を購入して帰路へ
お子さまが飽きない工夫を取り入れたプランです。
歴史・文化好き向け:レトロ街歩きコース(日帰り)
- 午前:東海館で昭和の建築美を鑑賞
- 散策:松川遊歩道の彫刻を眺めながらぶらり歩き
- 昼食:松川沿いの食堂でうずわ定食
- 午後:葛見神社の大楠を参拝→松月院で伊東祐親の歴史を学ぶ
- 夕方:伊東駅前の温泉施設で日帰り入浴
伊東の歴史と文化をじっくり味わえるルートです。
伊東温泉と合わせて巡りたい伊豆の見どころ
伊東温泉を拠点にすると、伊豆半島のさまざまな観光地へ足を延ばしやすくなります。
修善寺温泉エリア
伊東から車で約40分。修善寺の竹林の小径(こみち)は、京都を思わせる風情ある散策路です。修禅寺(寺院名は「禅」の字)や独鈷の湯(とっこのゆ)など、歴史ある見どころも満載です。
伊豆長岡温泉エリア
伊東から車で約40〜50分ほどの場所にある伊豆長岡温泉も、ぜひ合わせて訪れていただきたいエリアです。富士山を望む温泉地として知られ、世界遺産・韮山反射炉や伊豆の国パノラマパークなど見どころも豊富。落ち着いた雰囲気の中で良質な温泉を楽しめるため、伊東とはまた違った趣を堪能できます。
伊豆長岡温泉に宿泊するなら、富嶽はなぶさがおすすめです。富士山を望む絶好のロケーションに位置し、全室から伊豆の自然を感じられる贅沢な空間が広がっています。自家源泉かけ流しの温泉は、旅の疲れを芯からほぐしてくれます。地元伊豆の旬の食材をふんだんに使った会席料理は、目でも舌でも楽しめる逸品揃い。「伊東温泉で思いきり観光を楽しんだ後、伊豆長岡の富嶽はなぶさでゆったりくつろぐ」という2泊のプランは、伊豆の魅力を最大限に味わえる贅沢な旅のスタイルです。
熱海エリア
伊東からJR伊東線で約25分とアクセス抜群。MOA美術館や來宮神社(きのみやじんじゃ)の大楠、熱海サンビーチなど、定番の観光名所が揃っています。伊東とセットで巡ると、伊豆旅行がさらに充実します。
下田エリア
伊東から伊豆急行線で約1時間。ペリー来航で知られる歴史の街です。下田海中水族館や白浜大浜海岸のエメラルドグリーンの海は、夏の旅行に最適です。
伊東温泉を訪れる前に知っておきたい旅の実用情報
ベストシーズンはいつ?
伊東温泉は通年楽しめますが、特におすすめの季節は以下の通りです。
- 春(3〜4月):桜の名所が多数。大室山の山焼きは2月中旬
- 夏(7〜8月):海水浴と花火大会。按針祭の大花火大会は必見
- 秋(10〜11月):一碧湖の紅葉が見頃。観光客が比較的少なく快適
- 冬(12〜2月):カピバラ温泉、グランイルミなど冬限定のイベント
気候が温暖な伊豆半島は、冬でも比較的過ごしやすいのが特徴です。平均気温は真冬でも5〜8度程度と、東京より2〜3度高い傾向にあります。
移動手段は?
伊東市内は路線バスやタクシーで移動できますが、大室山や城ヶ崎海岸など郊外のスポットを巡る場合はレンタカーが便利です。伊東駅前にはレンタカーショップが複数あります。伊豆高原エリアにはレンタサイクルのサービスもあり、サイクリングで自然を感じながら移動するのも気持ちが良いものです。
予算の目安
- 日帰りの場合:交通費+食事+入場料で一人あたり約5,000〜10,000円
- 1泊2日の場合:宿泊費を含めて一人あたり約15,000〜40,000円
旅館やホテルのグレードによって予算は大きく変わります。記念日やご褒美旅行なら、少し贅沢な宿で非日常の体験を楽しむのも素敵ですね。
混雑を避けるコツ
大型連休や夏休みは特に混雑します。平日や連休の前後をずらして訪れると、よりゆったりと観光を楽しめます。大室山のリフトは朝9時の営業開始直後が狙い目。城ヶ崎海岸も午前中の方が駐車場に余裕があります。
まとめ|伊東温泉の見どころを存分に楽しもう
伊東温泉は、温泉・自然・歴史・グルメ・レジャーと、あらゆる旅の楽しみが凝縮された魅力的な観光地です。最後に、この記事のポイントを整理しておきましょう。
- 歴史ある温泉地:平安時代から続く湯量豊富な温泉。源泉数約780本は全国屈指
- 定番スポット:大室山の絶景パノラマ、城ヶ崎海岸のダイナミックな断崖、東海館のレトロ建築など見どころ満載
- 穴場スポット:一碧湖の静寂、葛見神社の大楠、汐吹公園の自然の迫力
- グルメ:地魚の海鮮丼、ご当地グルメのちんちん揚げやうずわ定食は必食
- 目的別モデルコース:カップル、ファミリー、歴史好きなど旅のスタイルに合わせて楽しめる
- 周辺エリアとの組み合わせ:修善寺、伊豆長岡、熱海、下田と合わせて巡れば伊豆旅行がさらに充実
- 伊豆長岡に泊まるなら富嶽はなぶさ:富士山の眺望と自家源泉かけ流し、旬の会席料理で極上のひとときを
伊東温泉で観光を満喫した後は、少し足を延ばして伊豆長岡温泉の「富嶽はなぶさ」で贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。伊東の活気ある観光と、富嶽はなぶさでの静かなくつろぎ。この2つを組み合わせることで、伊豆旅行が最高の思い出になるはずです。
よくある質問(FAQ)
伊東温泉の見どころで一番おすすめのスポットはどこですか?
初めて伊東温泉を訪れるなら、大室山がおすすめです。リフトで山頂に上がれば、富士山・相模湾・伊豆七島の360度パノラマが楽しめます。お鉢巡りも約30分と手軽で、どなたでも気軽に絶景を満喫できます。
伊東温泉は日帰りでも楽しめますか?
はい、十分に楽しめます。東京から特急で約1時間40分とアクセスが良く、大室山・城ヶ崎海岸・伊東マリンタウンなどの主要スポットを1日で巡ることが可能です。伊東マリンタウンには日帰り温泉もあります。
伊東温泉のベストシーズンはいつですか?
通年楽しめますが、特に春の桜・山焼き、夏の花火大会と海水浴、秋の一碧湖の紅葉、冬のカピバラ温泉とグランイルミなど、季節ごとの魅力があります。混雑を避けたい場合は秋の平日がおすすめです。
伊東温泉のご当地グルメで外せないものは何ですか?
新鮮な地魚を使った海鮮丼、魚のすり身を揚げた「ちんちん揚げ」、産地でしか味わえないソウダガツオ(うずわ)の刺身やなめろうが特におすすめです。伊東港周辺の食堂や寿司店で手頃な価格で楽しめます。
伊東温泉から周辺観光地へのアクセスはどうですか?
伊東温泉は伊豆半島の玄関口に位置しており、熱海へはJRで約25分、修善寺へは車で約40分、下田へは伊豆急行で約1時間です。伊豆長岡温泉へは車で約40〜50分でアクセスでき、富嶽はなぶさなどの温泉宿で宿泊する2拠点旅行も人気です。
伊東温泉周辺で子どもが楽しめるスポットはありますか?
伊豆シャボテン動物公園ではカピバラ温泉や動物とのふれあいが楽しめ、伊豆ぐらんぱる公園ではアスレチックやジップラインなどのアクティビティが充実しています。伊東マリンタウンの遊覧船もお子さまに人気です。
伊東温泉と伊豆長岡温泉を両方楽しむことはできますか?
はい、可能です。伊東温泉で日中の観光を楽しんだ後、車で約40〜50分の伊豆長岡温泉に移動して宿泊するプランがおすすめです。伊豆長岡温泉の富嶽はなぶさでは、富士山を望む絶景の温泉と旬の会席料理で、旅の疲れを癒す贅沢な時間を過ごせます。

