伊豆観光を高齢者と楽しむ!安心おすすめスポット15選
「高齢の両親を伊豆旅行に連れて行きたいけれど、足腰が心配…」
「車椅子でも楽しめるスポットはあるのかな?」
そんなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。伊豆半島は温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、実はシニア世代にぴったりの観光地です。しかし、坂道や階段が多いエリアもあるため、事前の情報収集が欠かせません。この記事では、バリアフリー対応の施設情報から移動手段、モデルコースまで、高齢者との伊豆観光に必要な情報をすべてお伝えします。
伊豆が高齢者の観光に最適な5つの理由
伊豆半島は年間を通じて多くの観光客が訪れる人気エリアです。特に高齢者との旅行先としておすすめできる明確な理由があります。
1. 温暖な気候で体への負担が少ない
伊豆半島の年間平均気温は約16〜17℃です。冬でも比較的温暖で、東京と比べると平均2〜3℃ほど高くなります。寒さが苦手な高齢者でも快適に過ごせる気候が最大の魅力です。特に1月〜2月でも日中は10℃前後まで上がるため、厚着をすれば十分に屋外散策が楽しめます。
2. 温泉地が豊富で療養にも最適
伊豆には熱海・伊東・修善寺・下田など、有名な温泉地が10か所以上あります。温泉は血行促進やリラックス効果が期待でき、高齢者の健康維持にも役立ちます。日帰り温泉施設も充実しているため、宿泊を伴わない気軽な日帰り旅行も可能です。
3. 東京から特急で約1時間半のアクセス
東京駅から熱海駅まで新幹線で約45分、伊東駅まで特急「踊り子」で約1時間40分と、高齢者にとって負担の少ない移動時間で到着できます。長時間の移動は体力を消耗しますが、伊豆ならその心配がありません。
4. バリアフリー対応施設が増加中
近年、伊豆エリアではバリアフリー化が急速に進んでいます。主要な観光施設の約6割がスロープや手すりを設置済みです。車椅子対応のトイレも主要スポットにはほぼ完備されており、安心して観光を楽しめる環境が整っています。
5. 食のバリエーションが豊富
伊豆は海の幸・山の幸の両方に恵まれています。新鮮な海鮮はもちろん、柔らかい豆腐料理やわさび料理など、歯の弱い方でも食べやすいメニューが豊富です。食事の心配が少ないことは、高齢者との旅行では非常に重要なポイントです。
【エリア別】高齢者におすすめの伊豆観光スポット15選
伊豆半島は大きく「東伊豆」「中伊豆」「西伊豆」「南伊豆」の4エリアに分けられます。ここではエリア別に、高齢者でも安心して楽しめるスポットを厳選してご紹介します。
【東伊豆エリア】アクセス抜群で初心者向け
① 熱海・MOA美術館
2017年にリニューアルされ、バリアフリー設備が大幅に改善されました。長いエスカレーターで山の上まで移動できるため、足腰に不安がある方も安心です。国宝3点を含む約3,500点のコレクションを、ゆったりとした空間で鑑賞できます。館内にはベンチも多く配置されており、疲れたらすぐに休憩できます。
- 車椅子貸出:あり(無料)
- 多目的トイレ:各階に設置
- 所要時間の目安:約1時間30分
② 熱海・来宮神社
樹齢2,000年超の大楠で有名な神社です。境内はウッドデッキが整備されており、車椅子やベビーカーでも参拝しやすい設計になっています。大楠までのルートも平坦に整備されているため、足が不自由な方でも安心して大楠の迫力を体感できます。境内のカフェで休憩しながら、のんびり過ごすのもおすすめです。
- バリアフリールート:あり
- 所要時間の目安:約40分
③ 伊東・伊豆シャボテン動物公園
約1,500種類のサボテンと多彩な動物を楽しめるテーマパークです。園内にはシャトルバスが運行しており、広い園内を歩き回る必要がありません。カピバラの露天風呂は冬の人気イベントで、見ているだけで心が温まります。動物との距離が近く、座ったままでも十分に楽しめるのがポイントです。
- 車椅子貸出:あり(台数限定・先着順)
- 園内バス:あり
- 所要時間の目安:約2時間
④ 伊東・東海館(旧木造旅館)
昭和初期に建てられた木造3階建ての温泉旅館を文化施設として公開しています。日本の伝統建築を間近で見学でき、ノスタルジックな雰囲気が高齢者に大変好評です。1階部分はほぼ平坦で見学しやすく、建築に詳しいガイドの解説も楽しめます。
- 入館料:大人200円
- 所要時間の目安:約30分
【中伊豆エリア】歴史と自然を満喫
⑤ 修善寺温泉・竹林の小径
修善寺温泉の中心を流れる桂川沿いに整備された遊歩道です。約300mの竹林が続く美しい小径で、平坦な道が整備されています。ゆっくり歩いても10分程度で通り抜けられるため、足腰に自信がない方にもちょうど良い距離です。途中にベンチも設置されており、竹林に囲まれた静寂の中で深呼吸するだけでも癒されます。
- 路面状態:石畳(一部段差あり、車椅子は介助者推奨)
- 所要時間の目安:約20分
⑥ 修善寺・虹の郷
広大な自然公園で、園内をミニSLが走っています。このSLに乗れば、広い園内を歩かずに移動できます。イギリス村やカナダ村など、テーマの異なるエリアが点在し、座って眺めるだけでも海外旅行気分を味わえます。春のシャクナゲ、秋の紅葉は特に見事です。
- 園内SL:片道約15分
- 車椅子貸出:あり
- 所要時間の目安:約2時間
⑦ 伊豆の国市・伊豆の国パノラマパーク
ロープウェイで標高452mの葛城山頂上まで一気に上がれます。山頂にはボードウォーク(木道)が整備されたテラスエリアがあり、富士山と駿河湾の絶景を座りながら堪能できます。山頂のソファ席は高齢者に大人気で、天気の良い日は1時間以上のんびりされる方も少なくありません。
- ロープウェイ:車椅子対応ゴンドラあり
- 山頂の足湯:あり(無料)
- 所要時間の目安:約1時間30分
⑧ 伊豆市・浄蓮の滝
演歌「天城越え」で知られる名瀑です。ただし、滝までは約200段の階段を下る必要があるため、足腰に不安のある方にはハードルが高い場所です。しかし、滝の上にある駐車場付近からでも清流のせせらぎを感じられます。お土産店でわさびソフトクリームを味わうだけでも立ち寄る価値があります。無理をせず、体調に合わせた楽しみ方を選びましょう。
- 注意点:階段が急なため、車椅子での滝見学は困難
- 所要時間の目安:約30分(上部のみ)
【南伊豆エリア】ゆったりリゾート気分
⑨ 下田・ペリーロード
幕末にペリー提督が歩いた歴史ある小径です。なまこ壁の建物やレトロなカフェが並び、約500mの平坦な石畳の道をのんびり散策できます。歴史好きの高齢者には特に喜ばれるスポットです。途中にカフェや甘味処が点在しているため、こまめに休憩を取りながら楽しめます。
- 路面状態:石畳(ほぼ平坦)
- 所要時間の目安:約40分
⑩ 下田・下田海中水族館
入り江をそのまま利用したユニークな水族館です。館内は比較的コンパクトで、移動距離が少ないのが高齢者には嬉しいポイントです。イルカショーは屋根付きの観覧席があり、座ってゆったり観賞できます。アザラシやペンギンとの触れ合い体験もあり、お孫さんと三世代で訪れるのにも最適です。
- 車椅子貸出:あり
- 所要時間の目安:約1時間30分
⑪ 南伊豆町・弓ヶ浜温泉
白い砂浜が美しい弓ヶ浜のすぐそばに湧く温泉です。夏の海水浴シーズン以外は静かで、ゆったりとした時間が流れています。砂浜を眺めながら入れる露天風呂がある宿が多く、高齢者にとって最高のリフレッシュ空間になります。
【西伊豆エリア】絶景と穴場の宝庫
⑫ 土肥金山
江戸時代の金山跡を見学できる観光施設です。坑内は約350mのコースが整備されており、緩やかな傾斜で歩きやすくなっています。館内には世界一のギネス認定の巨大金塊(250kg)が展示されており、実際に触れることができます。資料館も充実しており、歴史に興味のある高齢者に特におすすめです。
- 坑内温度:約20℃(夏は涼しく、冬は暖かい)
- 車椅子:坑内は一部通行可能
- 所要時間の目安:約1時間
⑬ 堂ヶ島・洞くつめぐり遊覧船
西伊豆を代表する絶景スポットです。遊覧船で天然の洞窟「天窓洞」を巡ります。乗船時間は約20分と短く、体力的な負担が少ない観光アクティビティです。船着き場までは坂道がありますが、スタッフの介助サポートも受けられます。天窓洞に差し込む光のショーは、年齢を問わず感動する絶景です。
- 乗船料:大人1,300円(2024年時点)
- 注意点:波の状況により欠航あり
- 所要時間の目安:約20分
⑭ 松崎町・なまこ壁の街並み
伊豆半島でも特にレトロな雰囲気が残る松崎町は、「なまこ壁」と呼ばれる独特の壁装飾で知られています。中心部は平坦な道が多く、のんびり散策するのに最適です。観光客が比較的少ない穴場スポットで、混雑を避けたい高齢者の方に特におすすめします。地元の和菓子店で桜餅を味わうのも旅の楽しみです。
- 所要時間の目安:約1時間
⑮ 戸田(へだ)・御浜岬
駿河湾に突き出した美しい岬で、富士山の眺望が見事です。岬の先端には造船資料館があり、幕末にロシア船の代わりに日本初の洋式帆船「ヘダ号」を建造した歴史を学べます。岬の遊歩道は比較的平坦で、マイペースに景色を楽しめます。深海魚の水揚げでも有名な戸田港では、高足ガニなど珍しいグルメも堪能できます。
- 所要時間の目安:約1時間
高齢者との伊豆観光で失敗しない移動手段の選び方
高齢者との旅行で最も重要なのが移動手段の選択です。選び方を間違えると、移動だけで疲れてしまい観光を楽しめなくなります。
自家用車・レンタカー
メリット: ドア・トゥ・ドアで移動できるため、歩行距離を最小限に抑えられます。荷物の持ち運びも不要で、体調に合わせてスケジュールを柔軟に変更できます。
デメリット: 伊豆半島の道路はカーブが多く、車酔いしやすい方には不向きです。特に西伊豆方面は山道が続きます。また、ゴールデンウィークやお盆の時期は渋滞が激しく、熱海〜下田間で通常1時間30分のところ、3時間以上かかることもあります。
おすすめポイント: 車椅子を利用する方がいる場合は、福祉車両のレンタカーが便利です。伊豆エリアでは大手レンタカー会社の熱海駅前店舗などで福祉車両の取り扱いがあります。事前の予約が必須ですので、少なくとも2週間前までに手配しましょう。
電車+路線バス
メリット: 運転の疲れがなく、車窓の景色を楽しめます。伊豆急行線は海沿いを走るため、右側の座席からは美しいオーシャンビューが広がります。「リゾート21」という特別な電車では、海に向かって座る展望席もあります。
デメリット: 駅からバスへの乗り換えが必要な場所が多く、バスの本数が少ないエリアもあります。特に西伊豆・南伊豆方面はバスの便が1〜2時間に1本ということも珍しくありません。
おすすめポイント: 「伊豆ドリームパス」というお得なフリーパスを使えば、電車・バス・フェリーが乗り放題になります。3日間有効で大人3,700円〜(2024年時点)とお得です。
観光タクシー
メリット: 高齢者との旅行に最もおすすめの移動手段です。ドライバーが観光ガイドを兼ねてくれるため、効率よく観光スポットを回れます。乗降の際のサポートも受けられ、車椅子対応車両を手配できる会社もあります。
デメリット: 費用が高額になります。半日コース(4時間)で2万〜2万5千円、1日コース(8時間)で4万〜5万円が相場です。
おすすめポイント: 3〜4名で利用すれば、1人あたりの費用は1万円前後に抑えられます。地元に詳しいドライバーがガイドブックに載っていない穴場スポットを案内してくれることもあり、満足度の高い旅行になります。伊東市や熱海市のタクシー会社では「シニア向け伊豆観光プラン」を設定しているところもあります。
季節別モデルコース:高齢者にベストな伊豆旅行プラン
高齢者との旅行では、1日の観光スポットを2〜3か所に抑えるのがポイントです。「詰め込みすぎない」ことが、全員が楽しめる旅行の秘訣です。
春(3月〜5月)おすすめコース
テーマ:花と温泉を楽しむ癒しの旅
- 10:00 河津バガテル公園でバラ鑑賞(園内平坦・ベンチ多数)
- 12:00 伊東市内の海鮮レストランで昼食
- 14:00 伊豆の国パノラマパークでロープウェイと足湯
- 16:00 修善寺温泉の旅館にチェックイン
春は気温が穏やかで、高齢者にとって最も過ごしやすい季節です。2月上旬〜3月上旬は河津桜のシーズンで、早咲きの桜を楽しめます。ただし河津桜まつりの期間中は大変混雑するため、平日の午前中がおすすめです。
夏(6月〜8月)おすすめコース
テーマ:涼を求めて洞窟と美術館へ
- 10:00 MOA美術館で涼しい館内を鑑賞
- 12:30 熱海駅前で海鮮丼の昼食
- 14:00 土肥金山の坑内見学(年間約20℃で涼しい)
- 16:30 土肥温泉の宿にチェックイン
夏場は熱中症のリスクがあるため、屋内施設を中心にスケジュールを組みましょう。こまめな水分補給を忘れずに。移動は冷房の効いた車が安心です。帽子と日傘も必ず持参してください。
秋(9月〜11月)おすすめコース
テーマ:紅葉と歴史散策の旅
- 10:00 修善寺温泉・竹林の小径を散策
- 11:00 修善寺で蕎麦の昼食
- 13:00 虹の郷で紅葉狩り(ミニSL利用)
- 15:30 湯ヶ島温泉の宿にチェックイン
11月中旬〜12月上旬は修善寺の紅葉が見頃を迎えます。赤や黄色に色づいた木々は、どこを切り取っても絵になります。この時期の修善寺は人気が高いため、宿の予約は2か月前までに済ませておくのがベストです。
冬(12月〜2月)おすすめコース
テーマ:温泉三昧と冬の味覚を堪能
- 10:00 来宮神社で大楠を参拝
- 11:30 熱海の温泉旅館で昼食付き日帰り入浴
- 14:00 熱海梅園で早咲きの梅を鑑賞(1月中旬〜3月上旬)
- 16:00 熱海温泉の宿にチェックイン
冬の伊豆は温泉が最も心地よい季節です。熱海梅園は日本一開花が早い梅園として知られ、1月中旬から花を楽しめます。園内は一部坂道がありますが、主要な見学ルートは比較的歩きやすく整備されています。
高齢者向けバリアフリー対応の伊豆の宿泊施設の選び方
宿泊施設の選び方を間違えると、せっかくの旅行が台無しになります。高齢者と泊まる宿を選ぶ際は、以下のポイントを必ずチェックしましょう。
チェックポイント①:客室の構造
和室の場合、布団の上げ下ろしや畳からの立ち上がりが高齢者にとって大きな負担になります。ベッドタイプの和洋室や洋室を選ぶのがおすすめです。最近は「ローベッド」を用意している宿も増えており、和の雰囲気を保ちながらベッドの快適さを両立できます。
チェックポイント②:大浴場とお風呂の安全性
大浴場に手すりがあるか、滑り止めマットが敷かれているかを事前に確認しましょう。可能であれば、客室に露天風呂や半露天風呂が付いたタイプを選ぶと安心です。他の宿泊客の目を気にせず、自分のペースで入浴できます。貸切風呂がある宿も、家族で付き添いながら入浴できるためおすすめです。
チェックポイント③:エレベーターの有無
小規模な旅館の場合、エレベーターがないことがあります。予約前に必ず確認しましょう。1階の客室を指定できるかどうかも重要なポイントです。
チェックポイント④:食事の対応力
刻み食やアレルギー対応など、食事の要望に柔軟に対応してくれる宿を選びましょう。予約時に「高齢者がいるので、柔らかめの食事にしてほしい」と伝えれば、多くの宿で対応してもらえます。部屋食プランがある宿なら、周囲を気にせずゆっくり食事を楽しめます。
具体的なおすすめ宿の特徴
伊豆エリアでは、以下のような特徴を持つ宿がシニア向けに人気です。
- 全館バリアフリーで車椅子でも移動可能な大型温泉リゾート
- 客室露天風呂付きでプライベートな入浴が楽しめる宿
- 湯めぐりができる大型施設で、館内だけで1日過ごせる宿
- 送迎バスがあり、駅から宿まで歩く必要がない宿
予算は1泊2食付きで1人あたり15,000円〜30,000円が目安です。バリアフリールームは数が限られるため、早めの予約を心がけてください。
高齢者との伊豆旅行で知っておきたい注意点と準備
楽しい旅行にするために、出発前の準備と旅行中の注意点をまとめます。
持ち物チェックリスト
- 健康保険証(コピーでもOK)
- 常備薬・お薬手帳
- 折りたたみ杖(普段使わない方でも念のため)
- 滑りにくい靴(温泉施設の床は滑りやすい)
- 薄手の上着(屋内外の温度差対策)
- 日焼け止め・帽子(季節を問わず)
- ペットボトルの水(こまめな水分補給用)
旅行中の注意点
① 休憩時間を多めに確保する
高齢者は自分から「疲れた」と言い出しにくいものです。1時間に1回は必ず休憩を入れるスケジュールを組みましょう。「このカフェに入ってみよう」と自然に誘導するのがコツです。
② 無理な階段や坂道は避ける
事前にスポットのバリアフリー情報を調べておき、難しい場所は最初からコースに入れないようにしましょう。「行けたら行く」ではなく、「安全に楽しめる場所だけ選ぶ」という姿勢が大切です。
③ トイレの場所を事前に把握する
高齢者はトイレの頻度が高くなりがちです。各観光スポットのトイレの場所と、多目的トイレの有無を事前に調べておくと安心です。主要な道の駅にはバリアフリートイレが完備されています。伊豆半島には「道の駅」が5か所以上あり、休憩ポイントとして活用できます。
④ 旅行保険への加入を検討する
万が一の体調不良やケガに備えて、国内旅行保険への加入をおすすめします。1泊2日で500円〜1,000円程度の手頃なプランもあります。出発当日でもスマートフォンから加入できるものが多いです。
⑤ 近隣の医療機関を確認しておく
旅行先での急な体調不良に備え、宿泊施設の近くにある病院や救急診療所の場所を確認しておきましょう。伊東市民病院、下田メディカルセンターなど、伊豆半島の主要エリアには総合病院があります。
高齢者に喜ばれる伊豆ならではの体験・グルメ
観光スポットだけでなく、伊豆ならではの体験やグルメも旅の醍醐味です。高齢者でも気軽に楽しめるものを厳選してご紹介します。
おすすめ体験
足湯めぐり
伊豆半島各地には無料の足湯スポットが点在しています。靴を脱ぐだけで手軽に温泉を楽しめるため、高齢者にも大人気です。熱海駅前、伊東のオレンジビーチ前、修善寺温泉街など、散策の途中に立ち寄れる場所にあります。タオルを1枚持参しておきましょう。
みかん狩り
東伊豆エリアでは10月〜翌年6月頃まで、さまざまな品種のみかん狩りを楽しめます。多くの農園はなだらかな斜面にあり、座って収穫できる場所もあります。自分で摘んだみかんのおいしさは格別です。
陶芸体験
伊豆高原エリアには陶芸体験ができる工房がいくつもあります。座ったままでできるため、体力に自信がない方でも楽しめます。旅の思い出を形に残せるのも魅力です。完成品は後日自宅に郵送してもらえるので、旅行後の楽しみにもなります。
おすすめグルメ
金目鯛の煮付け
伊豆を代表する味覚です。ふっくらと柔らかい身は骨離れもよく、高齢者でも食べやすいのが特徴です。下田港や稲取港近くのレストランでは、脂ののった地金目鯛を味わえます。
わさび丼
中伊豆で栽培される本わさびをすりおろし、温かいごはんの上に鰹節と一緒にのせたシンプルな一品です。本わさびは市販のチューブわさびとは別物で、辛さの中にほのかな甘みがあります。素材の味を楽しめる逸品です。
伊豆の干物
伊東や下田の干物は、素材の良さと伝統の製法が生み出す絶品です。宿の朝食で出されるアジの干物の味は、自宅では再現できないおいしさです。お土産としても非常に喜ばれ、真空パック入りなら常温で持ち帰れます。
まとめ:高齢者と伊豆観光を最大限に楽しむために
高齢者との伊豆観光を成功させるポイントを改めて整理します。
- 伊豆は温暖な気候・豊富な温泉・アクセスの良さで高齢者の旅行に最適
- バリアフリー対応施設が増加中。MOA美術館、来宮神社、パノラマパークなどが特におすすめ
- 移動手段は観光タクシーがベスト。費用を抑えるならレンタカーが次善の選択肢
- 1日の観光スポットは2〜3か所に抑え、休憩時間を多めに確保する
- 宿はベッドタイプの客室、手すり付き浴場、エレベーターの有無を必ず確認
- 季節ごとの魅力を活かしたコース設計で、旬の景色とグルメを楽しむ
- 持ち物リストと緊急時の医療機関情報を事前に準備しておく
- 「詰め込みすぎない」「無理をさせない」ことが全員が楽しめる旅の秘訣
高齢のご家族との旅行は、計画段階から思いやりが大切です。この記事の情報を参考に、ご家族みんなが笑顔になれる伊豆旅行を実現してください。きっと、かけがえのない思い出になるはずです。
よくある質問(FAQ)
高齢者との伊豆観光でおすすめの季節はいつですか?
最もおすすめなのは春(3月〜5月)と秋(9月〜11月)です。気温が穏やかで体への負担が少なく、春は河津桜や花々、秋は修善寺の紅葉など見どころも豊富です。冬も伊豆は比較的温暖ですが、朝晩の冷え込みには注意が必要です。夏は熱中症リスクがあるため、屋内施設中心のスケジュールをおすすめします。
車椅子でも楽しめる伊豆の観光スポットはありますか?
はい、複数あります。MOA美術館は2017年のリニューアルでバリアフリー設備が充実しており、車椅子の無料貸出もあります。来宮神社はウッドデッキで大楠まで車椅子で参拝可能です。伊豆の国パノラマパークのロープウェイは車椅子対応ゴンドラがあり、山頂のボードウォークも車椅子で移動できます。各施設の公式サイトで最新のバリアフリー情報を確認してから訪問することをおすすめします。
高齢者との伊豆旅行でおすすめの移動手段は何ですか?
最もおすすめなのは観光タクシーです。ドア・トゥ・ドアで移動でき、乗降時のサポートも受けられます。ドライバーが観光ガイドも兼ねてくれるため効率的です。費用は半日(4時間)で2万〜2万5千円が目安ですが、3〜4名で割れば1人1万円前後です。費用を抑えたい場合はレンタカーが便利ですが、山道のカーブが多いため車酔いしやすい方は注意が必要です。
高齢者におすすめの伊豆の宿泊施設の選び方を教えてください。
4つのポイントを重視してください。①客室はベッドタイプの和洋室か洋室を選ぶこと(布団からの立ち上がりは高齢者の負担になります)。②大浴場に手すりや滑り止めがあるか確認すること。可能なら客室露天風呂付きか貸切風呂のある宿が安心です。③エレベーターの有無を必ず確認すること。④食事の柔軟な対応(刻み食や柔らかめ調理)が可能か予約時に相談すること。バリアフリールームは数が限られるため、早めの予約が大切です。
高齢者との伊豆旅行で注意すべきことは何ですか?
主な注意点は5つあります。①1時間に1回は休憩を入れ、1日の観光スポットは2〜3か所に抑えること。②急な階段や坂道のあるスポットは事前に確認し、無理なコースは避けること。③トイレの場所を事前に把握しておくこと。④健康保険証・常備薬・お薬手帳を必ず持参すること。⑤宿泊先近くの医療機関の場所を確認しておくこと。高齢者は自分から「疲れた」と言い出しにくいため、こまめに体調を気にかけることが大切です。
伊豆で高齢者が楽しめる食事やグルメはありますか?
伊豆は高齢者にも食べやすいグルメの宝庫です。金目鯛の煮付けはふっくらと柔らかい身で骨離れもよく、最もおすすめです。中伊豆の本わさびを使ったわさび丼はシンプルながら絶品です。修善寺エリアの手打ち蕎麦や、地元産の豆腐を使った料理も、胃に優しく高齢者に好評です。宿泊施設では予約時に「柔らかめの食事希望」と伝えれば、多くの宿で対応してもらえます。
東京から伊豆への日帰り旅行は高齢者でも可能ですか?
東伊豆エリア(熱海・伊東)であれば十分に日帰り可能です。東京駅から熱海駅まで新幹線で約45分と近く、熱海市内だけでもMOA美術館や来宮神社、熱海梅園など見どころが豊富です。ただし、修善寺や下田など中伊豆・南伊豆方面は移動時間が長くなるため、1泊2日がおすすめです。日帰りの場合は観光スポットを1〜2か所に絞り、余裕のあるスケジュールを組みましょう。

