旅館に、もっと熱を。Staff Blog
スタッフが綴る富嶽はなぶさをお楽しみください
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コロナ禍になってから、今までとは違うお客様にご来館いただく機会が増えました。
などなど、今までは「家族」「ご夫婦」などが多かった需要も多様化しております。
新たな方々にご来館いただく嬉しさの反面、予約のミスマッチが起きる不安も出てきました。
「予約のミスマッチ」とは、
などなど、予約する方と提供するものの認識の違いのこと。
どんなに美味しい料理でも、どんなに温かいサービスでも、予約者の認識とズレていると不満が起こります。そうならない様、僕らは日々旅館の様々な事を発信し続けています。
お客様も、予約する際はしっかりと施設について把握した上でご予約いただけると良いかと思います。時には、分からないことや不安点は施設に確認したりする必要があります。
予約ミスマッチは、宿泊者も施設もお互いに不幸になります。
選ばぬよう・選んでいただかぬよう、それが幸せの鍵かと。
当館のお子様料金は4種類に分かれております。
*2023年7月時点(変更になっている場合がございます)
(こちらが中学年〜高学年のお子様ランチ)
(こちらが低学年のお子様ランチ)
違いとしては料理です。(お子様料理についてはこちらをご参考ください)
もちろん、「2歳だけど食事を付けたい」みたいなオファーは承りますのでご安心を。
逆に「小学校中学年だけど食事は要りません」は承れません。あくまでもご年齢で請求金額が決まっております。
さて、「乳児・幼児の施設利用料2,200円ってなんぞや?」という疑問もあるかと思います。
館内利用料とは
などでございます。
あくまでも”施設の利用料”でありますので、更なるサービスがご希望の場合は有料にて承ります。
「子供の施設利用料2200円がかかる割に、子供への配慮が無くとても残念でした」
というレビューを頂いた。
(2歳児)子供の施設利用料2200円がかかる割に、子供への配慮が無くとても残念でした。ウェルカムドリンクでは大人と同じみかんジュースを子供(1人)にもお願いしたところ、規定通りみかんジュースではなくオレンジジュースしか出せないとの回答でした。融通がきかないと感じました。
食事の際も個室食でいただきましたが、子供には朝も晩も水のみでした。数々の宿に宿泊して来ましたが、これ程までに子供への対応が冷淡な所は初めてでした。
子供向けではない宿だったのかもしれませんが、今後幅広く集客を考えられる際には子供へのサービスをもっと検討された方がいいと思いました。
また、お風呂にはシャワーキャップの備え付けもありませんでした。ブラシはSDGsのためお一人様1つでお願いしますと置いてありましたが、シャワーキャップも同様の内容で良いので置いておいて欲しかったです。何度もお風呂に入りたいのに髪が濡れて憂鬱でした。
朝食でも火をつける焼き料理が出て来て期待しましたが、カブが4キレ入っているだけで残念でした。
(原文まま)
こちらのお客様は、”施設使用料”の解釈が我々とは乖離していたのかと存じます。
先に述べた通り、あくまでも”施設を使用する料金”であり”サービス料”ではないのです。
このような「ミスマッチ」がまた起こらないよう、こちらでご紹介させていただきました。
次項にて詳しく解説いたします。
それぞれ噛み砕いて回答いたします。
あくまでも、これ以降同様のミスマッチが起こらないよう、こちらで詳しく回答させていただいている点をご理解ください。
「1.ウェルカムドリンクについて」
正直、最初は”施設使用料のお子様にはウェルカムドリンクを提供しない”というオペレーションにしておりました。
理由としては、「頂いている金額とご提供する価格が合わない」という部分。
しかしながら、1人のお子様だけドリンクが飲めないのはあまりにも可哀想だと感じ、リンゴジュースとオレンジジュースを選べるようにしました。
ですが、大人に提供している様なフレッシュみかんを贅沢に使った「自家製みかんジュース」を提供するのは到底で出来ませんでした。理由は2,200円しか頂いていないので。
「融通が効かない」ではなく「優遇されなかった」部分が気に障ったのかもしれません。
いずれにせよ、お子様のウェルカムドリンクは今後も変更はないかと存じます。同様の声が多いようでしたら、施設使用料を値上げしてご提供することを検討します。
「2.食事の際のドリンクについて」
上記と同様の理由で、お食事の際のお子様のドリンクは水またはお茶をご提供しております。
おそらく、ジュースなどを希望されていたのかと思いますが、そちらは有料にてご注文をお願いいたします。
お食事の際は、施設使用料のお子様には白いご飯が無料でついております。
「3.”幅広い集客を考える際には”という部分について」
我々は、幅広い集客を考えてはおりません。
あくまでも、富嶽はなぶさに合ったお客様を集客できるよう努力するべきであり、誰でも彼でも集客するのはお互いに不幸になるだけかと。
などなど、多様化する宿泊産業の中で「幅広く集客する必要」は既に無いのかと。
ユーザーは自分に合った宿を探し、施設は自分達に合ったお客様を探す。これからのスタンダードではないでしょうか。
1点、間違っていただきたくないのは、我々は「お子様連れに来てもらいたくない」のではなく「納得して来ていただきたい」のです。
スタッフみんなお子様大好きです。ご来館していただいたお子様には、愛情満タンに接客させていただいております。
それを踏まえ、あくまでお客様に”選ぶ自由”があります。宿を選ぶのは100%お客様です。
だから、我々は「選ばれること」「選ばれないこと」を自分達が発信する情報を通して伝え続けないといけません。
今回は、僕らの情報発信が足りなかったと反省しております。お客様のイメージを間違った方向にむけてしまったのかと。
「4.シャワーキャップについて」
こちらは、同様の声を多く頂戴していたので館内に設置させていただきました。
なんて声は是非是非館内アンケートなどにご記入くださいませ。
参考にさせていただき、社内で検討してアップデートしていきますので。
「5.朝食の蒸し物について」
三島西麓野菜の食べ比べを2月から新しくご提供しております。
味覚は人によってそれぞれですが、僕と料理長は「これは美味い」と試食の際に驚いた食材です。
などを食べ比べる蒸し野菜は至福の味かと。
地元の甘みのある戸田塩をほんの少しだけ掛けると◎
同じお客様から館内アンケートでも「豚肉や鶏肉でも入れたら良いのでは?」とありましたが、今回は”引き算”を楽しんでいただきたかったのです。
色々な食材を”足す”より、食材の美味しさを引き立たせるように敢えて”引く”。
「大根×せいろ×戸田塩」のコントラストをお楽しみください。
この辺りも、こだわりの部分のご説明が足りなかったかもしれません。
長々と書きましたが、そこまで面倒くさい宿ではありませんのでご安心くださいね。笑
基本的には、「お客様の声には真摯に対応する」というスタンスでおります。
ただ、自分のこだわりや譲れない点があるのも事実です。
ですので、こだわりなどはこうやって日々ブログやSNSで発信し続けております。
「あれ?富嶽はなぶさのここってどうなの?」と思った方は、Googleの検索窓に「富嶽はなぶさ 〇〇」と入れていただければ多くの事は分かるかと。
もしそれでも分からないことがあれば、下記のお問い合わせよりご連絡くださいませ。
決して不安なままご来館はしないでくださいね。お互いに不幸になりますので。
不安を払拭して納得してご予約くださいませ。
施設使用料にはサービス料は含まれておりません。ご注意ください。
朝食で提供している「三島西麓野菜の食べ比べ」。
先日アンケートに「蒸し物が残念。豚肉でも入れたら良いのに」と書いてありましたがそれは無し。
コレは引き算を楽しんでいただきたい料理だから。「大根×せいろ×戸田塩」
余計な物は要らない。分かっていただきたいこの美味さを。#富嶽はなぶさ pic.twitter.com/ZntJGEE6IK
— 「はな」富嶽はなぶさ/伊豆長岡温泉 三代目 花房光宏 (@hanabusamitsu) March 10, 2022
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