旅館に、もっと熱を。Staff Blog

スタッフが綴る富嶽はなぶさをお楽しみください

【富嶽の出汁】商品化への道のりはいと険し

ご家庭で旅館の出汁を

日本料理の幹は「お出汁」である。これは間違いなく。

”一番出汁”と呼ばれる和食のお出汁は、様々な料理に使われます。

  • お椀
  • 煮物
  • 和物
  • つけ汁

などなど。

それぞれの調理場でそれぞれの出汁があり、素材や取り方は様々。だから料理屋によってお店の味が違うのです。

調理場では、ベテランの板前が担当する「煮方」のポジションが出汁を引き、親方に味付けを確認してもらう。

全ての料理に使う大切な出汁だから、調理場では一番重要なものとなっています。

以前から、「ご家庭で上質な出汁が簡単に作れたらもっと料理の幅が広がるのでは?」考えておりました。

 

商品化への道

「小ロットからオリジナルのお出汁を作ってくれる業者さんがいる」とご紹介いただいたのが2ヶ月前。

“無添加・保存料なし”がこだわりだというので、すぐに商品化をお願いすることに。

それまでは「富嶽はなぶさの出汁を完全に再現する」というつもりでしたが、打ち合わせを重ねるにつれて「今よりももっと良い出汁を作ろう」という気持ちに。

1回目の試作では、様々な種類の出汁をブレンドして大まかな枠組みを決めることに。

しかしながらお出汁はそれはそれは奥深く、1回目の試作でさえ難航しました。

  • どの素材がベストなのか
  • どの抽出量が良いのか
  • 素材の配合はどうするか
  • ご飯に合うものはどれか
  • 山葵に一番合う形は

などなど、様々な角度で検証して2パターンまで絞りました。(業者からは1パターンまで絞ってほしいとのことでしたが無理でした)

富嶽はなぶさ秘伝の出汁をご自宅で再現できる!?お土産用お出汁作りが始まりました

 

2回目の試作

本日、お出汁作り2回目の試作をしました。

1回目で決めた2パターンを更に分解して4パターン。

  • 抽出量
  • 味付け無し
  • 味付けあり
  • ご飯にかける
  • ご飯と山葵で

などと検証を重ねます。

・・・・やはり難しい。

味付けが無い状態で「これが良さそう」と思っても、味をつけると全然違う表情になる。

つくづくお出汁は面白いな、と。

料理長・社長・専務の僕で色々意見を言いいながら、ようやく「これだ!」という味に辿り着きました。

まだちょっと秘密ですが、4つのお出汁を掛け合わせた最強の出汁です。

 

商品化はもう少しお待ちを

味は決まりましたが、パッケージやその他諸々はまだの状態。

出来るだけ急いでおりますが、しっかりしたものをお届けしたいのでもうしばらくお待ちを。

富嶽のお出汁があれば

  • 山葵ご飯茶漬け「いずまぶし」がご家庭で出来る
  • 煮物の味付けが決まりやすくなる
  • 味噌汁が劇的に美味くなる
  • 添加物の味付けではなく本物を味わえる
  • ほ◯だしからの脱却

などなど、嬉しいこと尽くめ。

「ホンモノの出汁」って心から美味しいんです。

完成したら是非是非味わってみてくださいね!