旅館に、もっと熱を。Staff Blog

スタッフが綴る富嶽はなぶさをお楽しみください

富嶽はなぶさ名物「A5和牛 炙り寿司」を100%楽しむ6つの方法

静岡そだちの炙り寿司

「料理がとっても美味しかった」

と言ってお帰りになられるお客様がとても多い富嶽はなぶさ。

有難いことに、旅行サイトなどでも常に高い評価を頂戴しております。

僕自身、ずっと板前をやってきたという事もあり、料理へのこだわりは強くある。

  • 「こんな風に楽しんでもらいたい」
  • 「こういう部分を強く出したい」

など、調理場のメンバーと相談しながら内容を決めていっています。

どこか、「いつもと同じ様な料理」「旅館っぽい料理」を並べてしまいがちな旅館の献立。

数年前に「これじゃダメだ」と思い、それまで「金目鯛の煮付け」と「とろろご飯」がメインだったスタンダード会席を刷新しました。

それまでの料理の評価もまずまず良かったですが、面白みに欠けていると感じたので。

  • 「もっと面白く」
  • 「もっと動きがある様に」
  • 「もっと伊豆を満喫してもらえる内容を」

と、ゼロベースで献立を考え直しました。

出来上がったのが「伊豆会席」

「パッと目を開けたら「これは伊豆の料理だな」とすぐに分かる」

が献立リニューアルのコンセプト。

味はもちろんのこと、体験を通しても”四季折々の伊豆の味覚をもっと楽しく味わってもらおう”と考えました。

  • 天城の山葵を自分で擦り下ろす
  • 鮎をお刺身で食べてみる
  • 地元のトマトを驚きの食べ方で
  • 目の前で静岡のお肉を炙る

などなど。

結果的に、移転リニューアルしてからもずっと好評の声を維持しています。

今回、伊豆会席でも一番人気「A5和牛静岡そだち炙り寿司」を楽しむ方法をご紹介。

 

炙り寿司のこだわり

「静岡のA5和牛を酢飯にのせて炙る」

文字にすると非常にシンプルなのだが、お客様からの反応はすこぶる良い。

献立をゼロベースでリニューアルする際、板前の先輩に色々と相談をしました。

その時に、「今はライブ感が大事」とアドバイスを頂いた。

「旅館の料理の欠点は分かるか?誰が作っているか顔が見えない所だよ」と。

「刺身1枚でもお客様の前で引いたら、”特別感”を感じてもらえるだろ」と。

確かに、旅館の料理ってどんな人が作っているか全くわかりませんよね。

板前も、”クローズドキッチンで当然”という意識がありました。だから、まずは「板前がお客様の前で肉寿司を炙る」と決めました。

  • 地元の様々なお肉の様々な部位を試食し
  • 白米が良いか酢飯が良いか
  • 器はどうするか
  • オペレーションはどうするか
  • 付け合わせはどうするか

など、検討に検討を重ねました。

正直、静岡そだちではないお肉だったら原価的にも問題なく、むしろ2貫付けても大丈夫なくらいでした。

でも「口に含んだ瞬間に”美味い”と感じてもらう」と決めていたので、A5ランクの”静岡そだち”以外は候補から下げざるをえなかった。

他の種類の肉の倍の仕入れ値を払ってでもこだわる部分でした。*つまり試食した他の肉の倍の仕入れ値って事です。

実際、お客様から「3貫くらい食べたかった」という声は多くあります。

ただ、驚くほど高いお肉ですので1貫が限界な事をご了承くださいませ。

「もっと肉を食べたい」というお客様は、是非是非ステーキプランを。

ステーキプランの詳細はこちらから

 

炙り寿司を100%楽しむ

さてさて、能書きが長くなりましたが本題へ。

A5和牛炙り寿司を100%楽しむ6つの方法をご紹介します。

  1. お肉はレアで!
  2. 本山葵はたっぷりと!
  3. 焼き立てを!
  4. 動画・写真をSNSで
  5. 口直しのトマトも侮るなかれ!
  6. 板前さんにどんどん質問しよう!

 

1、お肉はレアで!

お肉はレアをお勧めしております。

目の前で焼く際に、「レアで焼いておりますが、苦手でしたら強く焼きます」とご案内があります。苦手でなければレアでご注文ください。

焼き過ぎるとお肉は硬くなりますので、出来るだけレアで柔らかく提供しています。

もちろん、苦手でしたら遠慮なく「強め」でご注文いただいて大丈夫ですので。

 

2、山葵はたっぷりと!

お肉を炙った後、擦り下ろしたばかりの天城の本山葵を肉の上に盛り付けます。

若干多めに盛っているので、調節しながらお召し上がりください。

脂が多い部位なので、山葵との相性は抜群!いや、グンバツ!

 

3、焼き立てを!

お客様の目の前で炙りますので、出来るだけ温かいうちにお召し上がりください。

冷めると脂分が固まり、美味しさが半減しますので。

 

4、動画・写真を是非是非!

お肉を焼くパフォーマンスは、ご自由に写真や動画で撮影してください。

SNSなどへの投稿もガンガンどうぞ!

三代目の僕はフリー素材なので、顔など映しても問題ありません。被写体は悪いしデカいですが。。笑

 

5、口直しのトマトも侮るなかれ!

炙り寿司と一緒に提供される「トマトのワイン煮」

ちょこっと添えられているので目立たないですが、実は隠れた名作なんです。

トマト嫌いのお子様から、「このトマトは食べられるのはなんで?」と聞かれたのは当館の中では有名な話。

甘めに炊いているので、お口直しにどうぞ!

 

6、板前さんにどんどん質問しよう!

このパフォーマンスの肝は「板前さんの顔が見える」です。

ですので、料理についての質問などは直接板前に聞いてみてはいかがでしょう。

「前菜のアレって何ですか?」

「静岡のどこ産のですか?」

などなど。疑問点はドシドシどうぞ!

 

もっとお肉を楽しみたいならステーキプランを

先にも言いましたが、「炙り寿司をもっと食べたかった」というお客様は沢山おります。

でしたら、伊豆会席にA5和牛ステーキを付けるプランがお勧め。と言うか付けた方が絶対良い。

実はこのステーキプラン、通常は別注で5,000円(税別)のA5和牛静岡そだちステーキ80gが、3000円ちょっとのプラスすると付いてくるのです。

当日に「もっとお肉食べたかった…」と思ってしまいそうな方は、「伊豆会席」ではなく「ステーキ付きプラン」をお選びください。

絶対にお得ですので。

 

作っている人の”顔”を知って欲しい

一番は、やはり「どんな人が料理を作っているのか知ってもらいたい」という想いがあります。

”誰が作っているか分からないけど美味しい料理”より、”あの板前さんが作っている美味しい料理”の方が絶対に良い。

富嶽はなぶさの板前は、毎日Twitterを使って発信しています。

ご来館する前に、是非是非チェックしてみてくださいね。

【富嶽はなぶさスタッフアカウント】