旅館に、もっと熱を。Staff Blog
スタッフが綴る富嶽はなぶさをお楽しみください
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段々と暖かくなってきている伊豆長岡。
日中はアウターが要らないほどに。今の気温も13℃と表示されていますし。
河津桜も散って、寒桜もそろそろ葉桜に。次はソメイヨシノですね。
食材も冬から春の香りへと変化しつつありますね。
昨日行った大好きな三島の和食屋「あまね」も、山菜や春野菜・冬の味覚も混じっていてとても良かったです。
日本料理の素晴らしいところの一つに「四季を味わう」という文化があります。
などなど。お店の雰囲気にも四季が散りばめられるかと。
日々移ろう四季表現するため、富嶽はなぶさでは毎月献立内容を変更しております。
3月の献立もまた面白いものに仕上がっておりますよ。
「食べる伊豆」をテーマにしたスタンダードコース「伊豆会席」。
3月の内容は以上の通り。
リニューアルしたお刺身も、お客様から大好評でございます。
常に変化し続けられる様に、常に面白いものをご提供し続けられる様に。
そんな風に常々思っております。
先日、調理場を覗くと前菜の仕込みをしている和泉さんが。
見ると「錦卵」の仕込みをしておりました。
僕も修行時代の12月に作ったりしていたのですが、錦卵は本当に仕込みが大変なのです。
卵黄と卵白を分け味を入れて火にかけます。
それぞれを裏漉しして、卵白を内側・卵黄を外側にして巻いて固める。
この仕事の面白さは、卵黄と卵白が逆になっている部分。
通常の卵は、卵白が外側で卵黄が内側ですよね。それを逆にする。
和食らしい仕事です。
とにかく、卵白を裏漉しするのが大変で(なかなか裏漉しの目を通っていかないのです)、かなりハードな作業。
修行時代は「ひゃーー!まじでキツイーーー!」となっていました。笑
1ヶ月続く献立に入れるとは…気合入ってますな。
前菜にちょこっとのっている風に思われますが、すっごく丁寧に作っておりますので!味わってみてくださいね!
「料理がすごく美味しい」
とお褒めの言葉を沢山いただける様になったのは、調理人のこだわりや努力の賜物だと思います。
また、サービススタッフのご説明やおもてなしの心も大いに関係しているはず。
富嶽はなぶさとしてのチーム力が、沢山の「美味しい」を演出できている、そう信じてます。
まだまだ「こうしたい」「ああしたい」という想いは多くありますし、どんどん変化はさせていきます。
春の匂いも少しづつ感じてきましたね。
今月の料理も楽しんでくださいね。料理内容で分からない事があれば、お気軽にスタッフへお尋ねくださいね!
#富嶽はなぶさ の調理場では和泉さん@HhSEPxVVk3qGQ0k が錦卵を仕込んでおりました。
卵白と卵黄を蒸してから裏ごしして黄身と白身を逆にして固める和食伝統の料理。
授業時代の年末仕込みを思い出しました。卵白の裏ごしが大変過ぎて泣いてた思い出ね。笑錦卵は今月の前菜に入っております。 pic.twitter.com/EPkYkGAEVX
— 「はな」富嶽はなぶさ/伊豆長岡温泉 三代目 花房光宏 (@hanabusamitsu) March 9, 2021
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