旅館に、もっと熱を。Staff Blog
スタッフが綴る富嶽はなぶさをお楽しみください
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富嶽はなぶさの献立は月替りで変わります。
和食の素晴らしさの一つは「四季を楽しむ」という部分。
素材はもちろん、献立の流れ、料理の仕立て方、あしらい、器などなど、様々な部分に四季を忍ばせます。
この時期だけの味わいを楽しんでいただけたらと。
2月の「伊豆会席」の献立の内容です。*食材の入荷状況により内容が変更になる場合があります
【伊豆会席】
食前酒:山葡萄酒
先付:白隠元豆のポタージュ 玉葱 クルトン
前菜:黒胡麻羊羹 菜の花白和え 蓮根金平 慈姑煎餅 自家製唐墨梅大根 如月落雁 公魚梅煮:美味鶏香草ロースト
造り:本日の白身魚 本鮪 活〆勘八 生しらす
旬肴:由比桜海老と柳松茸卵とじ 静岡クレソン
煮物:大根信田煮 湯葉旨煮 海老艶煮 蕗
焼き物:銘柄和牛「静岡そだち」の炙り鮨
口直し:韮山トマトのワイン煮
中皿:A5和牛のトマトグラタン 三島馬鈴薯
食事:山葵ご飯「いずまぶし」 天城産本山葵
水菓子:柚子チーズケーキ 静岡メロン 紅ほっぺ
その他献立についてはこちらのページをご覧ください。
今月の旬肴は「由比桜海老と柳松茸卵とじ」。
由比産の桜エビと柳松茸・静岡クレソンを卵とじにした紙鍋です。
お出汁の美味しさと桜エビの香り、柳松茸の食感、静岡クレソンの味わい全てを卵がフワッと包み込んでいて最高なのです。
やっぱり今月も前菜が美味しい。
初めて食べた時に衝撃を受けた黒胡麻羊羹は濃厚な味わいで、他の前菜を食べながら口直しに食べると◎
11月に仕込みをした自家製塩辛も完璧な出来。梅に形どった大根と一緒にお召し上がりください。
琵琶湖産の公魚の梅煮
今年も新鮮で良いサイズが入りました。公魚をたて塩に15分漬けて下処理をして鍋に経木を敷き
公魚を並べて、酒、味醂、醤油、砂糖、梅干しを入れて汁がほぼ無くなるまで煮付けます。
梅干しには魚の独特の臭みなどを軽減し、煮崩れや骨を柔らかくする効果があります。 pic.twitter.com/ihfUoUa95L— 和泉正人 (@IZUMlMASATO) February 7, 2023
富嶽はなぶさ
如月の前菜。黒胡麻羊羮
菜花白和え
蓮根金平
慈姑煎餅
自家製唐墨梅大根
公魚梅煮
美味鶏香草ロースト
如月落雁。以上でございます。 pic.twitter.com/AO1ACfYMFp
— 和泉正人 (@IZUMlMASATO) February 4, 2023
一品一品にこだわりを詰め込んでおります。
献立が変わる際は必ず試食会を行います。
もちろん料理についてのダメ出しはありますし、内容変更も求めます。
厳しいですが「本当にお客様に喜んでいただけるか?」という部分への妥協はしないようにしております。
料理人への忖度は一切ありません。なぜなら僕自身が料理人だから。
自分が納得できないものを提供するという事はできません。
少し前に館内アンケートにて「前菜と煮物が全く美味しくなかった」という内容の声をいただいた。
料理は口に合う・合わないというのは人それぞれです。それは仕方ない部分だと僕も思っております。
自分が美味しいと思ったものでも、人にとっては「それほどでも…」というケースは珍しくありません。
ただ「納得した料理を提供している」という部分に妥協はありません。口に合わなかった場合は、それは当館の味が合わないので別のお宿さんていただけたらと思います。
ただ安心してください。お料理に関しては、ほとんどのお客様から好評の声をいただいております。各旅行サイトでも「料理が美味しい」という声があふれております。
ちなみに毎月、接待スタッフ・ランナースタッフ・調理スタッフ・フロントスタッフを集めての献立説明会も行っております。
などなど、料理についてのアレコレを調理スタッフから共有してもらってます。
以前は、お客様からの料理への質問はほとんど調理場に確認しに行っておりましたが、今ではすぐに料理について答えられるようになりました。
料理は作り手だけではなく、提供する人の力が味に大きく起因します。
一つの”美味しい”を作り出すのは大変ですがやり甲斐がありますね。
是非是非2月の献立もお楽しみくださいませ。
昨日より如月の献立に内容変更。毎月変わる #富嶽はなぶさ の料理献立。四季折々の味を楽しんでいただけたらと。
先日お客様アンケートで「前菜と煮物が全く美味しくなかった」という声が。
味覚は人それぞれですが僕らは自信を持って提供しております!試食して確認しましたが…メッチャ美味いっす! pic.twitter.com/EPLWnrlKRG— 「はな」富嶽はなぶさ/伊豆長岡温泉 三代目 花房光宏 (@hanabusamitsu) February 5, 2023
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