旅館に、もっと熱を。Staff Blog
スタッフが綴る富嶽はなぶさをお楽しみください
旅館に、もっと熱を。Staff Blog
スタッフが綴る富嶽はなぶさをお楽しみください
本日も空室が目立つ富嶽はなぶさ。
こんなに空きがある正月は、おそらく初めての事ではないでしょうか。
12月中旬に一時停止が発表された「GoToトラベルキャンペーン」。その影響で、相当な数の予約キャンセルを頂戴しました。
「キャンペーンが無くなってしまうので…」という方はもちろん
「旅行に行きづらい雰囲気になってしまった」
「職場で外出自粛を要請されてしまった」
などと、キャンセルの理由は様々です。
仕方のない事ですが、正直に言えばこんな寂しい年末年始はもう過ごしたくない、という気持ち。
とは言え、年末年始に来てくれるお客様が0になった訳ではありません。
一年で一番宿泊価格が高騰する大晦日〜三箇日。
「需要が増える」だけが価格アップの理由ではありません。
などが、宿泊料金が高くなる理由。
当館・富嶽はなぶさでは、12月31日の大晦日〜1月3日までは夕食・朝食ともに全て違う内容で料理を提供します。
などなど、連泊の多いお客様も毎日楽しんでいただける様な内容です。
皆さんはお節で何が好きですか?
などなど、色々と入っているものに意味があり、調理方法も特殊なものが多いです。
富嶽はなぶさでも11月下旬から少しづつ仕込みを始め、ようやく大晦日に間に合います。
手作りで一つ一つ作るのは大変ですが、手作りならではの美味しさはやはりありますよね。
でもやっぱり、「家庭で作るお節」と「プロの板前が作るお節」には出来上がりの違いはあります。当然ですが。
1月1日の朝に、当館の「黒豆ワイン煮」を盛り付けていてふと思ったんです。
「メッチャ綺麗だなぁ…」って。
”まめに健康・丈夫に過ごせる様に”とか、敢えてシワが出る様に煮て、”シワが出来るほどの長寿を願う”、だったりの意味が、お節の黒豆にはあります。
板前が作る黒豆は、シワ一つなく破れてもいないものです。
艶々な黒豆は、張りがあるのに中はホクッとしている食感で最高に美味。
器いっぱいに盛り付けるのが、縁起物の盛り付け方です。
修行時代の親方に、「豆仕事にこそ職人技が詰まっているんだ」とよく言われました。
豆一つ一つにまで、しっかりと職人技を込める。それが、和食料理人のやり方。
こうやって、丁寧な料理を毎日違う献立で提供しています。
特別献立は、1月4日の朝食まで。
明日1月4日の夕食からは、いつもの献立に戻ります。
ただ正月の献立に入っていた食材は沢山残っていますので、そちらも献立に散りばめながら。
ある意味では、まだ特別献立は続きますよ。
今週はまだまだお部屋に空きがありますので、お越しをお待ちしております。
静岡県民の方は、1月11日まで静岡県民割引をご利用いただけますのでそちらも要チェックです!
この投稿をInstagramで見る
最新のブログ記事Recent Entry
カテゴリーアーカイブCategories
月別アーカイブMonthly