旅館に、もっと熱を。Staff Blog
スタッフが綴る富嶽はなぶさをお楽しみください
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社会人一年目の事って覚えてますか?
僕は強烈に覚えています。
板前の1年目。
高校時代から、調理のバイトを続けていたのである程度包丁も使えたし、料理もそこそこ作れた。
だけど、プロの世界は全く違うんだな・・・と、すぐに感じました。
などなど、先輩の仕事に全く付いて行けずに悩み苦しみました。今でも覚えているけれど、1年目は本当に本当に辛かった。
修行時代の休日、缶ビール片手にボーッとしていて気づいたら真っ暗だった事がある。夜になるまで全く気づかず、6時間くらい経過していた。それくらい疲弊していた。
今となっては良い経験だったと言えるけど、当時はそんな気持ちになれなかったですね。
仕事を楽しいと思えたのは2年目くらいから。ようやく「自分のやるべき仕事」が分かり始め、チームの一員になれた頃かな。
2020年の4月から、富嶽はなぶさの調理場には新しい仲間が入りました。
大阪から来た19歳の「しおん君」。面接した時に料理への情熱を感じ、調理場の人数は足りていましたが採用。
1年目の彼を見ていると、何だか自分の事を思い出します。
でも僕は、あの頃とは違って、彼にもちゃんと「チャレンジできる場」を与えてあげようと思っている。
僕も板前としてずっと働いてきましたが、やはり「認めてもらえる」「必要とされている」というのが大事なんですよね。
承認欲求は誰にでもあって、板前1年目の彼にだってある。
だから、どんどん挑戦できる場を作って、失敗して学んで、形にしていってもらえたらなと。
富嶽はなぶさは現在、5月20日までのご予約を受け付けておりません。
ですので、ネットショップの方に全精力を注入している次第です。
板前が作る料理を簡単にご家庭で食べられる事もあって、多くの方からご購入いただいております。
(富嶽はなぶさネットショップはこちら→「はなショップ」)
ネットショップは、今まで僕が全商品を考えて、作って、宣伝して、梱包して、発送していました。
が、今は
などなど、リソースを割けるようになりました。
商品開発は、調理場と連携して行っていて、それぞれの挑戦の場になれば良いなぁとも思っています。
ってな訳で、ルーキしおんにも早速チャレンジの場を与えます。
「何かネットショップで販売できるものを考えてみな」
と伝えると、「裏山で収穫した筍を使ってメンマにしたい」との事。
1年目のルーキー。
まだ賄いを作り始めたくらいなので、そう簡単には商品としての完成形に持っていけるわけはありません。
というのを繰り返し、親方や先輩の助言を聞きながら試行錯誤していた”しおん”。
調理場が全員帰った後に、夜な夜な試作を繰り返している彼を見つけました。
その時に、試作していたメンマを食べさせてもらうと・・・「美味いやん!」
いや、ビックリしました。正直、こんな早くに形にすると思ってなかったです。
「いや、普通に売れるよコレ。めっちゃ美味いよ」と伝えると、「はい、ちょっと自信になりました」と。
うんうん、仕事ってそうやって楽しくなっていくんだよ。
「ルーキーしおんのメンマ」ですが、5月11日頃に販売を予定しております。
200gで350円ほどの値段設定を考えておりますので、是非是非お買い求めください。
(富嶽はなぶさネットショップはこちら→「はなショップ」)
そして、厳しい意見をいただければ嬉しいです。
みんなの意見で、ルーキーを成長させてください!
頑張るぞ、しおん!
4月から #富嶽はなぶさ の調理場に入社したルーキーの #しおん。
調理場が全員帰った後に黙々と料理の試作をしていたみたい。エライね。
裏山の筍を使って作るメンマをネットショップで販売したいようです。試食したらかなり良い感じですのでお楽しみに!
やるなコイツ!まだ19歳なのにやるな! pic.twitter.com/ZWwe7RCBJq— 「はな」富嶽はなぶさ/伊豆長岡温泉 三代目 花房光宏 (@hanabusamitsu) May 3, 2020
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