旅館に、もっと熱を。Staff Blog
スタッフが綴る富嶽はなぶさをお楽しみください
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「子供の浴衣が有料なのが理解できない。だったら子供用浴衣なんか用意しなければ良い。ホスピタリティが足りない」
というお言葉を館内アンケートで頂戴しました。
色々と考えさせられるお言葉だったので、当然色々と考えて整理してみました。
お子様には4種類のパターンが当館にはあります。
今回いただいたアンケートのお子様は、この4番目の「幼児・乳児」のお子様連れのお客様でした。
館内利用料の内訳は
など。
ここに浴衣やタオルなど付けてしまうと宿側は赤字になります。
浴衣やタオルには「リネン代(クリーニング代)」が必ずかかります。ですので、浴衣やタオルは別料金でご用意しておりました。
以上を踏まえて、先ほどのアンケートを区切って読み解く。
ただ実際にこういうご意見があるのは事実。
スタッフからも、「食事・浴衣が付かないお子様だけ有料」とご案内するのに抵抗がある、という意見が出ることも。
ですので、今までも小さいながらもご不満を強要していたのかもしれない、と思い内容を見直すことに。
「幼児・乳児」の館内利用料は2,200円に改定し、「タオル・バスタオル・浴衣(各1枚ずつ)」は全てのお子様に最初から付けるようにしました。
お子様料金の改定価格は以下の通りになります。
(写真は大人の女性限定の「色浴衣」)
「浴衣を使わない乳児」にまで浴衣料金をいただくのはどうなんだろう?と思っていました。だから、乳児や幼児の浴衣は「使う人だけ有料でお使いいただく」という様なご対応でした。
ですが、”最初から料金をいただく”というのもサービスなのか、と。
「追加料金」と聞くと構えてしまいますもんね。「だったら最初から金額に入れておけよ」という意見も頷ける。
オールインクルーシブの宿が流行っているのも、そんな理由かもしれない。
細かく追加料金を払うなら、最初からドカっと払っておいて何も気にせずご滞在を楽しみたい、という方は多いのかなと。
お子様料金や内容については、色々と変更してご対応させていただきました。
さて、いただいたご意見の「ホスピタリティが足りない」については反論したい。
ホスピタリティとは「おもてなしの心」だと思っております。
など。
宿によって様々ですが、少なくとも富嶽はなぶさでは「安い料金の中でご満足いただきたい」とは思っておりません。
提供したいサービス・料理にもよりますが、”安く提供する”には限界があります。
当館では
など、サービスや料理、館内ハード面について日々アップデートをしております。
”提供している価値よりも高く販売する”という不義理は致しませんが、ある程度の価格を戴かないと成り立ちません。
「安く提供する=ホスピタリティ最高」という考えには賛成できない。
そういうお考えのお客様は、当館をお選びいただかないのが賢明かと思います。
我々は真摯に旅館運営をしております。旅行サイトのレビュー評価が高いのも、その結果だと思っております。
館内アンケートは引き続きご協力をお願いしております。ざっくばらんに、ご意見やご要望をいただければ嬉しいです。
旅館運営を続けていると、どうしても客観的に宿を見れなくなってしまう事も。
今回のご意見も、”提供の仕方を変更する”というご対応でクリアに出来ました。
貴重なご意見を、どしどしご記入くださいね。
「お子様の浴衣が有料なのが理解できない。ホスピタリティが足りない」とあったのでこちらでご説明を
浴衣には全てリネン代が掛かります。
食事も布団も付かないお子様は館内利用料1000円のみ。ですので浴衣代550円は別に戴いております。「心のこもったおもてなし」をする為にご請求するのです。 pic.twitter.com/K4QDrIrKdX
— 「はな」富嶽はなぶさ/伊豆長岡温泉 三代目 花房光宏 (@hanabusamitsu) September 29, 2021
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