旅館に、もっと熱を。Staff Blog

スタッフが綴る富嶽はなぶさをお楽しみください

「食」は豊かさの一つ。2回の奉仕作業から学んだこと

特別養護施設で旅館の料理を提供

2カ月の休館がもうすぐ明けようとしております。

お伝えしていた日にちより1日延びてしまいましたが、11月11日から富嶽はなぶさは営業を再開いたします。

と言ってもまだ2月末まで工事は続く予定でして、チェックイン・アウト時間が通常とは違う「訳ありプラン」のみの受付となっております。

  • 15時チェックイン・10時チェックアウト
  • 3つの無料貸切露天風呂の天井部分が大きく覆われている

など、工事によってご迷惑をお掛けしますがご了承くださいませ。

訳ありプランでは下記の様なご対応をさせていただきます。

  • 大人1名様につき2,000円の割引
  • 後夕食時、お一人様ワンドリンク付き
  • 16時〜18時のフリードリンク時間

いずれにしても、素敵なご滞在時間になる様スタッフ一同おもてなしをさせていただきます。

ようやく、皆様をお迎えできる事が嬉しくて嬉しくて堪りません。

ちなみに、リニューアルする客室につきましてはまだ予約を受け付けておりません。予約受付をする際にはまたこちらにてアナウンスさせていただきます。

 

奉仕作業

工事で休館にしていた2カ月間、スタッフは研修やマニュアル作成・特別清掃などを行なっておりました。

改めてオペレーションを確認したり

マニュアル作成をしたり

観光地に研修に行ったり、と。

実は先日、特別養護施設や介護施設にご協力をいただき、入所者さんへ旅館の料理を提供いたしました。こんなご時世にも関わらず、2つの施設さんで2度の機会をいただけて感謝感謝です。

事前に入念な打ち合わせをし、調理場スタッフと打ち合わせをし、献立内容を決める。

ソフト食・刻み・半量・1/4量など入所者さんによって内容を変えていく。普段とは違う提供方法や調理方法は、非常に学び深きことでした。

 

特別養護施設での料理提供

特別養護施設さんにご協力をいただき、入所者さんと職員さんに当館のお料理を提供しました。

  • 健常者の職員さん
  • 特別養護者
  • デイサービス
  • ショートステイ

などなど、その人によって様々な形にカスタマイズしての料理提供。

入所者さんからも「美味しいよ」というお声と笑顔をいただいて、こちらまで嬉しくなりました。

 

「食」は豊かさの一つ

  • ある人には全て食べやすいように刻んで
  • ある人にはミキサーにして飲み込める様にして
  • ある人には量を半分にして

食べる人によってカスタマイズされていく料理たち。入所者さんの嬉しそうな笑顔が非常に印象的でした。

「食べる」ということは、身体はもちろん、心も豊かにする行為なんだなぁと改めて。また、僕らはそういう豊かさを提供している仕事なんだよな、とも。

「あなたの提供しているものは食事やサービスではないですよ」

僕がスタッフによく言う言葉です。

  • 提供した料理で「「あぁ幸せだな」と思っていただいたり
  • 我々が提供したサービスで「このためにまた仕事頑張ろう」と思っていただいたり
  • 「今度の旅行のために今月頑張ろう」と思っていただいたり

美味しい料理を出す・良いサービスをする、と言うのはあくまでも手段に過ぎない。

僕らの目的は、

「富嶽はなぶさに関わる人を豊かにする」です。

美味しい料理、良いサービスはあくまでもその手段であり目的ではない。

今回の奉仕作業で、「食を通して豊かさを提供する」という事を改めて考えさせられました。

“美味しい”だけではなく、”豊かさを提供できる料理”とはどういうものなんだろう。もっともっと試行錯誤しないといけないな。

 

 

自分達のサービスにも

奉仕作業をすることによって、自分達のサービスや料理について見つめ直すことが出来ました。

「ご来館してくださったお客様に1泊2食のご滞在を提供する」

文字にするとなんとも無機質ですね。ここにどれだけ自分達の息吹を吹き込めるか。

笑顔で「美味しいですよ」と言ってくださった特別養護施設の入所者さん。同じ様な笑顔をお客様からもいただけるかな。

  • ただ美味しい料理を提供する
  • ただサービスをする
  • ただお部屋を綺麗にする

それでは笑顔を生み出し続けることは難しい。豊かさを提供し続けるのは難しい。

もっともっと追求していきましょう!押忍!

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