旅館に、もっと熱を。Staff Blog
スタッフが綴る富嶽はなぶさをお楽しみください
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2021年は、キャンセルラッシュで予約スカスカの正月からスタート。
コロナの感染が拡大し、一昨年12/27日にGoToトラベルキャンペーンが突然停止したのが波乱の幕開け。
あんなにも暇な正月を過ごしたのは初めて。そして、もう2度としたくない経験です。
その後も、感染状況に左右されながらの営業でした。まさかこんな時代が来るとは…。
幸いにも予防接種が進み、夏明けからは割と日常を取り戻しつつありますよね。旅館のご予約状況も、それと比例してグンっと上がっております。
なんとも自分では抗えない情勢ではありますので、その中でベストを尽くすしかないかぁ〜と吹っ切れて頑張るのみ。
移転してからピンチの連続すぎて、自分もスタッフも旅館としても強くなったのかな。
平穏な一年など全くないのは、強くなるための試練なのかな、と前向きに。
正直、こんなに”旅行に行きづらい”というのは初めてだったと思います。
などなど。
“旅行に行きづらい”という生きづらさ。観光業に従事するものとして、こんなに悲しい世の中はないです。
ただ、「旅行というコンテンツはもの凄く重要なんだ」とも気づいた1年になりました。
正直、旅行をしなくても死にはしません。旅行に行けなくて死んだ人は見たことありません。ある意味「無くても良い商売」なのかもしれないです。
ですが今の旅行需要の高まりを見ると、「旅行は無くてはならない商売なんだ」と再確認しました。
多くの人にとって、旅行は生きていく上で必要なものだと。だから、コロナが落ち着いているこの時期に多くの人が旅行を楽しんでいるんだと。
今年、沢山悩みながらご来館いただいたお客様に、心から感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
今年、沢山の出会いがありました。
採用というのは本当に一期一会だな、と。タイミングが違えば、今働いてくれているスタッフとは一生交わらなかったと思うと不思議な気持ちになります。
僕の一番近い目標は、「富嶽はなぶさで働くスタッフを豊かにする」という事。
旧来の旅館という仕事のイメージは、
などなど。
ある意味、スタッフのマンパワーに頼ってきた一面があります。
僕はそんな状況を打開したいのです。
「もっと豊かに・もっと多様性を許容できる・もっと自由に」
旧態依然の働き方をぶち壊していきたい。
まだまだ理想には全く遠いですが、働いてくれているスタッフに感謝しながら変化していきます。
もちろん、別れも沢山ありました。これは僕の責任です。
来年こそは、スタッフを豊かにできる環境を一刻も早く作りたいと思います。
スタッフの皆さん、いつもありがとう。
「現状維持は衰退」
僕の大事にしている言葉です。
現状を常に疑い、より良くしていく方法を探すのが僕の仕事。来年ももちろんそれは続ける。
伸び代だらけの旅館です。やれる事をコツコツやって変化させていこう。
必ずしも「新しい事が正しいこと」ではないけれど、常に柔軟に、盲目的にならずにいるように心がけよう。
移転リニューアル当初は
という最低な状態だった。
それを、2年半かけてどんどん改善。常に変化を恐れずに変革してきました。
その結果、旅行サイトのレビューは中伊豆地域でも常に上位に。チームワークも驚くほど良くなった。
アップデートしていったから、今の結果があるのかなと。
2022年2月からは、「HANA Style」という新たなスタイルの提供を開始します。
現在、絶賛準備中でございます。
変わりゆく富嶽はなぶさを、一緒に楽しんでいってもらえたら嬉しいです。
本年ご来館いただいた皆様、関係業者様、地域の皆様、スタッフのみんな、富嶽はなぶさに関わる全ての皆様、本当におせわになりました。
また来年もどうぞよろしくお願いいたします。
2022年も沢山のお客様を豊かにできるよう、精進していきます。
大晦日〜1月3日まで、全日程とも違う特別献立。ご予約も沢山いただいており旅館は大忙しです。ありがたい限りです。
では、良いお年を。
*ちなみに、「2021年感動した5つの料理」を3代目ブログにて振り返っておりますのでよければ→3代目ブログ【2021年食べて感動した5つの料理】
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