旅館に、もっと熱を。Staff Blog

スタッフが綴る富嶽はなぶさをお楽しみください

旅館の掃除は大変。”当たり前”は誰かの努力で成り立っている

「旅館のお風呂って毎日掃除しているの?」

以前、友人に質問されました。「うん、掃除してるよ」と。お風呂のお湯は抜く時と抜かない時とはありますが、基本的には毎日掃除しています。お客様に一番気持ちの良い状態でお風呂に入ってもらいたいから。当然ですよね。「そんなの当たり前だ!」って、僕もそう思います。旅館が綺麗なんて言う事は当たり前中の当たり前。で、先日に掃除担当の従業員さんと一緒に館内の掃除に行ったのですが、めちゃめちゃ大変だったんです。自分が経験して、初めて気づくことって沢山ありますよね。今回の僕が正にそれでした。「当たり前は当たり前じゃない」「当たり前は、”誰かの努力によって成り立っている”」と。

脱衣場は掃除機をかけて、雑巾で拭いて、洗面台は綺麗にこすり洗いして、アメニティを補充して、お風呂の桶や椅子を洗って、鏡を磨いて、カランとその周りを磨いて、シャンプーなどのボトルを洗って補充して、床を磨く。大浴場だけでこの仕事量です。他にも3つの貸切露天風呂に露天風呂付きの客室、一般客室、お食事処、宴会場、トイレ、喫煙所、クラブ、廊下・・・などなど、掃除する部分は多岐に渡ります。改めて思いました、「旅館ってデケェ・・」って。

旅館が清潔で綺麗だと、ご来館してくれたお客様は気持ちが良いのは当たり前です。働いている方も同じ。ですので、綺麗にするのは当然ですが、当たり前を維持するのは大変なんだなぁと今更ながら感じたのでポツポツ文章にしてみました。

「ゴミ箱が必要です!」「鏡を綺麗にして欲しい」「手洗いのボトルを変えたい」などなど、一緒に働いていると色々意見が聞けるのが良いですね。僕も、「ここは何とかせな・・」と言う部分が多くあったので改善に動きます。さて、とりあえず2週間くらいは掃除スタッフに混じって色々館内を見て回ります。気持ちの良い空間づくりを目指して!