この時期のお客様アンケートで一番多い内容が、「鮎のお刺身が美味しかった」。

富嶽はなぶさでは6月頃から提供を始める「鮎の姿造り」ですが、多くのお客様から好評の声をいただきます。

「え？鮎って生で食べられるの？」

と、多くの人が驚き、

「え？こんな美味しいの？」

と、また驚く。

臭いと思われがちな川魚ですが、こと鮎に関してはむしろ刺身の方が香りを楽しむには最適かと。

「香魚」とも書かれる鮎は、非常に香りが良い魚です。

少し草の香りを感じ、淡白ながらも脂はしっかりあって刺身でも美味しい。むしろ刺身の方が美味しいのでは？と思うくらいに。

当館でも、以前は焼き魚で提供していましたが、あまり面白みを感じない献立だなぁと思っておりました。

そこで3枚におろして生で食べてみると、あらビックリ。美味しいじゃない、と。

仕入れ先に確認すると、生食でも全く問題ないとのことでしたので姿造りで提供をはじめました。

それ以降、富嶽はなぶさ初夏の名物料理にまでなりました。

「鮎のお刺身が食べたいのですが」というお問い合わせも多くあります。

今年は9月10日頃に終了

大人気の鮎ですが、そろそろ子持ちになってきて刺身での提供が難しくなってきました。

子持ち鮎は、焼き魚にすると美味しいですが、身の旨味が卵に持っていかれてしまいます。

生で身を楽しむ刺身では、味わいが足りなくなります。

ということで、今年は9月10日頃で鮎の姿造りの提供は終了予定。

同じ時期に、月替わり献立の変更を予定しております。

驚きの美味しさはまた来年に

「旬の味」は沢山ありますよね。”鮎”もその１つです。

これから秋になり冬になってまいります。スーパーマーケットには既に栗が並んでおりました。そろそろ渋皮煮の時期かな？

移ろいゆく四季を料理でもお楽しみくださいませ。

鮎の刺身の美味しさは、また来年の旬の時期にご提供いたします。

楽しみにしていただけたら幸いです。

9月10日頃まではお楽しみいただけますので、間に合う方はご来館お待ちしております。

（富嶽はなぶさのご予約はこちらから）

#鮎の姿造り ですが今年は9月10日くらいまでで提供終了になりそうです。
そろそろ子持ち鮎が多くなり身に旨味が無くなってしまいます。お刺身にすると顕著に現れますのであと一週間ほどが限度かな。

「え？鮎を刺身で？…うそ、美味い！」というリアクションが今年もたくさんでした。#富嶽はなぶさ pic.twitter.com/AtzM3unQM0

— 「はな」富嶽はなぶさ/伊豆長岡温泉 三代目 花房光宏 (@hanabusamitsu) September 3, 2021