旅館に、もっと熱を。Staff Blog

スタッフが綴る富嶽はなぶさをお楽しみください

生のキクラゲ食べた事ある?熱々のお出汁と一緒にご賞味あれ

旬肴「伊豆の味覚 せいろ蒸し」

富嶽はなぶさは毎月献立が変わります。

  1. 伊豆の食材を詰め込んだ「伊豆会席プラン」
  2. A5和牛静岡そだちステーキが付く「A5和牛会席プラン」
  3. ステーキも伊勢海老も鮑も楽しめる贅沢な「特選会席プラン」

という内容からお選びいただいております。

お料理内容についてはこちらのページをご覧ください

上記プランの中には、献立に”旬肴”という文字が。

「旬肴」とは、伊豆の旬の食材をメインに据えたお料理

  • 鮎の姿造り
  • 天城・天空の鹿
  • 土瓶蒸し
  • 富士山サーモン
  • 三島西麓野菜
  • クレソン

などなど。

特に、5月〜9月まで提供している鮎の姿造りは富嶽はなぶさの名物料理となっております。

「鮎のお造りが食べたい」というお客様は後を経ちません。

初夏〜夏にかけての時期にお楽しみいただけますので是非是非。

 

生のキクラゲ

さて、皆さんは「生のキクラゲ」って食べたことはありますか?

普段、中華丼などに入っている感想のそれとは全く違って、食感はプリプリ、旨味も香りもしっかり感じられるキクラゲです。

そんなキクラゲが、静岡は御前崎産のものがあるという事で仕入れてみました。

味は前述したように完璧で、あとはどうやって食べていただこうか?と。

 

せいろ蒸し

色々検討して、せいろ蒸しにしてみることに。

同じように地物の「白舞茸」と「小蕪」と一緒に蒸籠に入れ、蒸し上げること25分。

素材の旨味だけで抜群の美味しさで、それぞれの個性を非常に感じられる内容に。

せいろの香りも付いて香ばしさもプラス。

白舞茸も噛むとジュワッと旨味スープが口の中で溢れ、蕪は驚くほどの甘味を感じられます。

“この食材たちはせいろ蒸しの為に存在しているのでは?”と錯覚するほど完璧な内容でした。

 

熱々の特製出汁

とはいえ、そのまま食べさせるのはあまりにも味気ないプレゼンテーションです。

ですので色々とソースを作ったりしたのですが、やはり素材のパワーがあるので限りなくシンプルな形に収める様にしました。

当館名物・伊豆まぶしに使っている出汁をかなり濃縮し、味付けというよりも旨味を重視した特製出汁を合わせる事に。

きのこや蕪の旨味を引き立てるお出汁。そんなイメージです。

素材をお出汁にくぐらせると

  • 素材の旨味
  • お出汁の旨味
  • せいろの香り

などがパッと口の中に広がる。

 

今だけの味を

伊豆は食材の宝庫だと本当に思います。

まだまだ僕らも知らない食材がたくさんあるし、美味しいものが山ほどある。

常に電波を張って情報を仕入れ、常に美味しいものをご提供できる様にするのが僕らの仕事なのだと。

料理もアップデートを止めません。

今だけの旬の味覚を是非是非お楽しみくださいませ。

富嶽はなぶさのご予約はこちらから