旅館に、もっと熱を。Staff Blog

スタッフが綴る富嶽はなぶさをお楽しみください

お食事処のコースターは裁縫好きスタッフの完全手作り!

「好き」を仕事に

夏の暑さも和らぎ、段々と秋へと突入しているのを感じます。

夜は伊豆長岡もかなり涼しくなります。ご来館の際は上着を一枚持ってくるのがオススメ

さて、夏場は外気温と室内温度の差で、窓などに水滴が出来てしまう事が多々ありました。

また、ドリンクのグラスに水滴が多く付いてしまうことも。そうすると、コースターがビショビショになってしまう。

ミーティングで

  • 「何か対策はあるだろうか?」
  • 「もっと違うコースターにしてはどうだろうか?」

という議題にも。

 

スタッフの手作りコースター

先日、「こんなのはどうでしょう?」と渡されたものがこれ。

裁縫や編み物が得意だという接待スタッフの「みえこさん」が作ってくれました

びっくりするほど美しいコースター。

最初見せてもらった時は、「結構高そうだな」と思ってしまったくらいに。

1つ作る時間は20分ほど。洗って何度も使えるので環境にも良い。何よりも可愛いし美しい。良いこと尽くめ。

既に食事処にて使っておりますので、是非是非手にとって見てみてくださいね。

 

好きを仕事に

最近スタッフ研修を通して、今まで知らなかったスタッフの「得意」「好きなこと」を色々と知りました。

  • 器の知識が豊富だったり
  • 休日は静岡市までお茶を楽しみに行ったり
  • お酒について詳しかったり
  • 苔玉を作ったり
  • 夜景写真が上手だったり
  • 裁縫が得意だったり
  • 生花をずっと習っていたり

僕は、そんなスタッフの「得意」「好き」を「仕事」にしたいなぁって思ってます。

僕自身、動画編集やカレー作りを「旅館の仕事」としてきました。

好きなことが仕事になると、やっぱり熱中するし愛情も一際大きくなります。

  • 「動画素敵だったよ」
  • 「カレー美味しかったよ」
  • 「苔玉買ってよかった」

とか言われるとやっぱり嬉しいです。

自分の生み出したもので、少しだけ世の中に価値を提供できているのかなって。ちょっとでも人を豊かに出来ているのかなって。

あなたの「好き」には価値がある

だから、富嶽はなぶさの中をスタッフの「好きなもの」で溢れさせたいなぁと。

 

目的地を「人に」は理想なのか

「富嶽はなぶさが目的地じゃなくて、富嶽はなぶさで働いている”あなた”が目的地になろう」

移転リニューアルしてから、スタッフにずっと言い続けています。尊敬する経営者さんの受け売りですが。

  • 施設
  • 温泉
  • 料理
  • 景色

上記のものには”そこまで大きな価値はない”、と僕は思っています。

「料理が良い」だけでは、”また来たい”となる人は少ない。では、もっと多くの人に「また来たい」と思ってもらうにはどうしたら良いのか。

やはり、「あのサービスが良かった」「あの接客係のサービスが最高だった」という方が”また来たい”となる、絶対に。

サービス業の行き着く先は、やっぱり”人”なんだと思うのです。

だからこそ、宿にはスタッフのエッセンスが散りばめられていた方が良い、というのが僕の持論。それは理想論なのだろうか。

もちろん、料理や施設については日々のアップデートを続けるというのは前提です。

”どんな料理”よりも”誰が作っている料理”の方がウチらしい。

富嶽はなぶさの料理人が、日々発信しているのもそんな理由で。

 

食事処のコースターを作っているのは、食事係の”みえこさん”です。

感想をお聞かせいただけたら嬉しいです。