はなぶさの引き渡し

2020年3月31日、旧館の建物を売却先に引き渡しました。

これにて、

• はなぶさINN
• とろろ家はなぶさ
• 温泉まんんじゅう ひと花

を営業していた建物は無くなりました。

はなぶさINNになる前の「はなぶさ旅館」は、僕のお爺ちゃんが創業して63年。

新館を作ったり、縮小したり、お昼処の「とろろ家」を始めたり、温泉まんじゅう屋を始めたり、様々なチャレンジをしてきました。

僕にとっても、本当に沢山の思い出が残る場所。

最終日には、全館全室を見て回り、多くのお客様との思い出を思い出しておりました。

今は、「さみしい」という気持ちよりも、「ホッとした」という気持ちの方が大きいですが、近い将来にグッと寂しい気持ちが募るのでしょう。

はなぶさ旅館が、あの場所から”無くなる”というのはいまだにイメージできませんが、恐らく建物が壊された時には「ここって何があったっけ？」と多くの人がなるのでしょう。

街は常にアップデートしていて、情報も日々アップデートしている。

誰も「過去」なんて気にしていなくて、現在や未来を見ている。

新館・富嶽はなぶさで新たな歴史を

だからこそ、移転先の「富嶽はなぶさ」では、未来に向かって色々と挑戦していかなければいけません。歴史を新たに作らないといけません。

今はまだまだ1年生ですが、これからどんどんと積み重ねていきます。

旅館サービス業は、愛されてなんぼだと思います。はなぶさ旅館に負けないような、「愛される旅館」を富嶽はなぶさは目指します。

今まで、はなぶさ旅館・はなぶさINN・とろろ家はなぶさ・温泉まんじゅう ひと花　にご来館、ご来店いただきまして有難うございました。

新しい「富嶽はなぶさ」でお待ちしております！

（富嶽はなぶさのオススメプランはコチラ→富嶽はなぶさ予約ページ）

おはようございます。
本日で旧館 #はなぶさINN を売却先に引き渡しになります。
スタッフ総出で館内から物を運び出して何とか間に合いました。何だか”寂しい”という気持ちよりもホッとした気持ちの方が大きいですかね。
生憎の曇り空ですが良い最後になったかと。
63年間ありがとうございました！ pic.twitter.com/VEDyAj4dKM

— 「はな」富嶽はなぶさ 三代目 花房光宏 (@hanabusamitsu) March 31, 2020

という訳で、スタッフ皆んなで片付けた旧館の引き渡しが完了。お疲れ様でした。
「ちょっと写真撮って」と女中さんのみっちゃんから。寂しいのか、一仕事終えて満足なのか何だか分かりませんが最後の一枚を。
やっぱり僕は #はなぶさ旅館 玄関前の大王松が好きですなぁ。
って事でサヨナラ！ありがと！ pic.twitter.com/uvSgPiK7uM

— 「はな」富嶽はなぶさ 三代目 花房光宏 (@hanabusamitsu) March 31, 2020